毛をたずねて ~ 刷毛談義 ~第二編 野生獣毛:てん
[第25回] 野生獣毛:てん

日本で主に「てん」とは、本州・四国・九州に分布するホンドテンを指す。
黄色のものをキテン、黒褐色のものをスステンと称し、前者の毛皮は最高級品とされる。
北海道には黒テンを産し以前はかなりの個体数が生息していたが、毛皮目当ての乱獲で数が激減した。
後に禁猟とされたために絶滅は免れたが、2~3匹とれば一年分の生活には困らないほどの高値で売れたことから、密猟者が絶えなかった。
テンはリス同様、尾の毛が筆に用いられる。
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