毛をたずねて ~ 刷毛談義 ~第二編 野生獣毛:狸
[第21回] 野生獣毛:狸

自分で穴を掘る力は無いので、本州の狸はアナグマ(ムジナ)の掘った巣に入り込んで住む。北海道にはアナグマはいないので北海道産のエゾタヌキは木の根の下などに巣をつくる。
狸は毛皮として多く用いられるが、毛は刷毛・筆などに用いられる。国内産ではエゾタヌキが毛質優良である。
一方アナグマは大きさ・毛色などは狸に似ているがイタチ科の動物で、よく見るとまるで異なる。毛は狸よりもはるかに粗く、太く、かたいため毛皮としては良くない。毛はヒゲブラシや歯ブラシに用いられる。
詳細は下記のPDFファイルをご参照ください
[第21回] 野生獣毛:狸(約422KB)